e-story's blog

良質な本を通じて、成功への流れを学ぶ。

わずかな違いが人生を変える!!「自分を変える一つの習慣」上手くいく方法は一つしかない

 

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階段を使うマインドセット


この本はたった一つのことしか言っていません。人生を変える習慣。これを身に付けろと。楽して成功できますよ、とは決して言っていません。しかし、人生を本当に変えたい人にとっては、心に響く本なのは確かです。

 

なぜこの本を読むべきなのか?

 

「7つの習慣」「9つの習慣」など、習慣に関する本はたくさん出ています。

成功には習慣がカギを握っているのは間違いなさそう・・・。なんとなく、みんなそう思っているでしょう。でも、習慣化ってなかなかできません。毎日、続ければ上手くいくとわかっていながら、うまく習慣化することができません。7つの習慣は名著ですが、4つ目の習慣は何?と聞かれてパッと答えられますか?「なんだっけ?」と思うようではそれを習慣化することはできません。しかし、この本「自分を変える一つの習慣」はたった一つの習慣だけを身に付ければいい、と言っています。

「たった一つの習慣でうまくいくわけないじゃんwwww」

そう思いますよね。私もそう思いました。でも気にはなります。もし、一つの習慣だけで人生が変わるなら・・・、成功できるなら・・・。1336円で人生が変わるなら儲けものだ、そんな気持ちでこの本を読みました。

 

大当たりでした!

 

自己啓発本の中でもトップクラスに素晴らしいです。するめみたいに読めば読むほど味がでてきます。こんないい本なのにあまり有名ではない。不思議に思いました。そこでAmazonレビュー見てみました。なんと星4.6の高評価!「本を読んでも人生が変わらなかった人は、絶対読むべし」「習慣が続かない人は必読!」「何かを始めたい人におススメ。特に若い人には読んでもらいたいなあ」などなど、かなり好評。

宣伝にそこまで力を入れていなかったせいでしょうか。自己啓発の名著が埋もれていたのでした。日本ではおそらくあまり読まれていません。でも、この本を読むことで一歩先行く習慣を身に付けることができるでしょう。

 

一つの習慣とはなに?

 

さて、気になる一つの習慣ですが、それは

【1つの習慣】とは=セルフ・コントロール(習慣の力)です。

要するに「習慣力」を使いこなせということです。この習慣を身に付けろではなく「習慣」を支配しろという究極奥義みたいなものです。

(それができれば苦労しないよ)という声が聞こえてきそうです。しかし、この本を読むことで習慣をコントロールできる自分に生まれ変わるのです。

 

あなたは何度、良い習慣を身に付けようとトライしましたか?その度に挫折を味わって自分はダメな奴だと、なにも続かない奴だと落ち込んだりしませんでしたか?

習慣そのものを支配すること、それができたとき、あなたはどう変化すると思いますか?間違いなく今よりは進歩した自分に出会えると思いませんか?

 

仕事の成功、プライベートの充実もすべてこの習慣を身に付けることで、上手くいくのです。もう月末の支払いを気にしたり、買いたいものを我慢したり、夜中に目が覚めるほど、仕事の不安に悩まされたりする生活から解放されるのです。いったいどうすれば、【一つの習慣】が身につくのか?知りたくなりますよね。

 

目次

はじめに/世界の95%の人達はエスカレーターに乗っている

第1章

「小さな選択」の積み重ねこそが成功を呼ぶ

犠牲ーパラドックスの法則

第2章

いまいる場所で全力を出し続ける

決意ー先行投資の法則

第3章

「思考の集中」をコントロールする

集中ー拡大の法則

第4章

思考を現実化する言葉の使い方

言葉ー創造の法則

第5章

適切なタイミングに2倍の努力をする

計画ー収穫の法則

第6章

長い目で見れば失敗はプラスに変わる

信念ー長期的視点の法則

第7章

「何をすべきか」は知っている。行動にうつさないだけ

行動ー振り子の法則

 

 

もう少し「一つの習慣」についてわかりやすく考えてみます。

まず、前提として私達は「正反対の2つの選択」では「楽な道えらぶ」性質があるということを理解します。

「スポーツジムに行くべきか?・・・、それとも家のソファーでこのままYouTubeを見てようか?」

「このおいしそうなデザートを注文すべきか?それともダイエットしているから、今日はもう甘いものは控えようか?」

「あと一時間仕事を頑張るか?それとも、とりあえず最低限だけやって帰ろうか?」

私達は無意識に、楽な選択をしているのです。

 

しかし、「目先の快楽」を得る選択をすることは長期的に見ると私達の人生を楽にはしてくれないのです。

 

日々の小さな選択の数々・・・。これを変えることで人生が変わっていくのです。

 

これを「階段を使うマインドセットと呼んでいます。このマインドセットこそが

「人生を変える一つの習慣」なのです!!

 

あなたは電車に乗る所です。駅のホームは二階にあります。

通路を歩いていくと、目の前に階段とエスカレーターが見えます。

あなたはどちらで二階までいきますか?

・・・エスカレーターじゃないですか?ダイエットしているとか、運動の為に階段をのぼることにしているとか、意識していなければ、多くの人はエスカレーターを選択します。この本によると世界の95%の人たちはエスカレータに乗っているそうです。

もう、無意識のうちにエスカレーターを選んでしまっています。つまりは、楽な道をえらんでいるのです。

エスカレーターに乗っても私たちの身体には何の変化もおきません。その上に立っているだけで、エスカレーターが上まで運んでくれるからです。しかし、階段を使うことを選んだ場合、わずかではありますが「カロリーを消費する」「筋肉を動かす」「心拍数が増加する」などの変化が生じます。人生もこれと同じなのです。

 

階段を一度使ったところで、すぐさま健康になるわけではありません。しかしそれが「毎日の習慣」になっていたらどうですか?長期的にみれば大きなメリットが得られます。「成功者は、失敗者がやりたがらない行動を習慣化している」のです。

 

つまりは成功は「楽だが間違った道」ではなく「ちょっときついが正しい道」を選択し続けることによって生まれるのです。

毎日の暮らしの中で迫られるちょっとした選択。その時「ちょっとキツイが正しい道」を選び続ける習慣。その小さな習慣の積み重ねが大きな成功を生むのです。

 

私がこの本を読んだ後から、小さな選択があるとき「自分はエスカレーターを使おうとしていないか?」と自問する癖がつきました。階段を使おう、ちょっとした楽をせず正しい道を行こうと、あらためて決意できるのです。

 

このワードは大変すばらしい!パワーワードです。(今自分は階段を使おうとしているのか、それともエスカレーターか?)このワードを思い出すだけで、先延ばしの癖が劇的に減りました。私にとってはかなり効果がありました。 私は事務作業が大変苦手で、役所関係の書類や税金関係の事務は、いつも先延ばし。切羽詰まったらようやく重い腰をあげるのが常でした。先延ばししてもいいことはありません。お金を余計にとられたり、時間が倍かかったり・・・。分かっているのですが、どうしても後回しになってしまうんです。 その時の言い訳は「こんな事務仕事オレがやる仕事ではない!オレはもっとクリエイティブな仕事をするために自分の時間を使うんだ!」です。

しかし、この本で学んでからは一日必ず事務の時間を作る事にしました。毎日20分ですが、思ったよりはかどります。想像していたよりも、ずっとわずかな時間で処理できます。そんなものなんです。 副産物として、事務の懸念がなくなった事により、本当にやりたかった仕事に集中できるようになりました。先延ばししている時は、心の片すみで、いつも気にしていました。仕事をしていても、時折「あの税金の支払いいつまでだっけ・・・」「保険関係の書類の提出の期限は、まだ大丈夫かな・・」などと思い起こすのです。精神的にあまり良くないですね。これではいい仕事もできない。

 

ぜひ、このワードだけでも覚えて使ってください。きっと長い目でみるとあなたの人生をより良いものにするはずです。

 

この本でいいたい事はこれだけです。シンプル!本を買う必要ないと感じるかもしれません。しかし、この習慣の力=「階段を使う」を7つの法則に従って説明してくれています。これを読むことであなたの理解がさらに深まり、潜在能力を引き出してくれます。

 

「自分を変える一つの習慣」の名言集

この本には「階段を使う」以外にも本当にためになる言葉があります。

独断で選びました。気になる言葉があったらぜひ本を購入して、解説を読んでみてください。必ず人生の成功の役にたつはずです。

 

・あなたは、自分の人生を変えるために、「馬鹿馬鹿しいほどのレベルの行動」を、何かを徹底して行っているでしょうか?

 

・成功者とは、目標を達成するために、面倒くさいことや気が進まないことでも我慢して実行できる人である

 

・人生に「休み」など存在し得ない

 

・成功は借り物でしかない

 

・「長い目で物事を見る事」の大切さを折に触れて思い返すのは、とても大切なことです。

 

・時間の経過とともに、意欲は落ちていく。

 

・今日立てた誓いは、翌日に再び立てなければならない。

 成功は借り物であり、毎日契約を更新しなければならない

 

いかがでしょうか?きっとあなたの人生を変える一冊になると思います。

この本の評価は文句なく★★★★★ です!ぜひ購入して、手元に置いてください。

時折、読み返すことであなたはきっと「一つの習慣」を身に付けることが出来ます!

 

 それでは「階段」で会いましょう。

 

 

自分を変える1つの習慣

自分を変える1つの習慣

 

 

さよなら、3日坊主。やり抜く人にオレはなる!!!「やり抜く人の9つの習慣」

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走り出す

やり抜く力が無いと…

・目標達成ができない。だからいつまでも、辛い現状から

 脱出できない。毎日酒を飲んで忘れる

・何かを始めても続かない。失敗すらしていないので

 改善も出来ない。迷路にいるかのよう。ただ目の前の道を

 進んでいるだけ。どこにむかっているか分からない。

 酒を飲んで忘れるしかない。

引き寄せの法則に全集中。寝転びながら成功を待っている。

 でも、支払い期限は待ってくれなかった。

・毎日クソ忙しい!社畜は自分の目標を叶える時間もないのか。

 帰宅するともうクタクタ。YouTube見てダラダラしてしまう。

 

やり抜く力があると…

・目標達成するまで頑張り抜く。思う通りの人生!

・早起き、運動の習慣、バランスの取れた食事。健康を取り戻した!

・成功を勝ち取る事ができた。経済的自由を獲得。

・スケジュール管理ができた。暇ではないが、時間に余裕がある。

 趣味の時間や家族との団らんもできてプライベートも充実した。

 

今回は「やり抜く人の9つの習慣」をご紹介します。

 

やり抜く習慣を身につけるだけで、こんなにも人生が豊かになるのなら、やらない方がおかしい。

でも、何かをやり抜くって難しい。私も3日坊主キングの異名を取っていました。

妻には、「あんたは何にも続かない!」とよくなじられました😭

あなたはいかがですか。イチロークラスの方にはこの本は必要ありません。

私を含め多くの「やり抜く力」が乏しい方には必須の本です!

 

 ここにあるセールスマンがいました。彼は売れないセールスマンでした。

そんな彼がある日この本に出合う所から物語が始まりました。

 

 売れない・・・どん底の日々、しかし一冊の本に出合った。

わたしは空気清浄機を売るセールスマンだ。今年入社の新人だ。

今、私は喫茶店にいる。真夏のむせるような熱気を避けて喫茶店に逃げ込んだ。

茶店には私と同じようなサラリーマンたちがつまらなそうに雑誌を読んだり

スマホをいじったりしたいた。冷房がよく効いた店だったが空気はどんよりとしている。

私は入社からいままで一台も売れていない。新入社員では私だけだ。

パワハラが問題になる時代だ。表立って非難される事はなかったが、

冷たい視線は感じていた。肩身が狭い。いつも逃げるように会社から飛び出して営業に出ていた。

入社したての頃、やる気がみなぎっていた。「たくさん売って、給料もがんがんあがって、プライベートも充実して・・・」と希望で胸を膨らませていた。

一日飛び込み営業30件するんだと目標をたてて、頑張っていた。しかし、お客さんから冷たくあしらわれる、怒鳴られる、話も聞いてもらえない・・。そんな日々が続くと私のやる気はだんだんしぼんでいった。やがて、喫茶店にいる時間が増えていった。

(このままではだめだ・・・)なんとかしなくてはと思うのだが、もう動けなくなっていた。一日一件も飛び込みできない日もあった。会社に行くのがだんだん苦痛になる。

(もう、やめようか・・。この仕事は向いていない)

ツイッターで副業のツイートばかり見ている。無益な時間が流れていく。

きっかけが欲しかった。この現状を打開するきっかけが。

またやめてしまうのか・・・。子供のころからなにも長続きしない。

そろばんも水泳もみんな中途半端だった。親もあきれていた。

これをやりたいと意気込んで始めるのだが、いつも長続きしない。

人間的に欠陥があるんじゃないかと最近では思い始めていた。

(やり抜く人ってどんな強靭な精神をもっているんだろう・・・。)

「やり抜く人」でググってみた。何気なくググってみたがこれが私の人生を変えた。

 

「やり抜く人の9つの習慣」

トップページにはこの本の紹介がずらり。

自己啓発本か・・・。もう何冊も読んだけど何も変わらなかったな)

さして興味はない。ただ・・・なんか引っかかる。

Amazonレビューを見てみた。星4.4。高評価だ。メンタリストDAIGOも絶賛している。「実践的な良書」「目標設定の参考になった」「モチベーション維持に悩んでいる人にはぴったり」

(本を読んだだけで、この僕が何かをやり遂げることができるわけないWW)

そう思った。だが駄目でもともと。でも少しの期待をこめてポチッた。

そして私の人生が変わり始めた。わたしは夢中で読み進めていた。

 

第1章 目標に具体性を与える 第2章 目標達成への行動計画をつくる

茶店を出た私はすこし興奮ぎみだ。

(このろくでもない毎日、喫茶店で過ごす無益な日々から解放されるかも!)

私は文房具屋に立ち寄りノートを買った。そして会社に直帰すると連絡をした。

早く家に帰ってこの本の内容を実行に移したかったのだ。

電車の中でもう一度読み返す。とても読みやすい本だ。余計な事はほぼ書いていない。

今日は第1、2章のワークをやろう。

第1章は「目標に具体性を与える」だ。たとえばダイエットの場合、目標は「痩せる」

ではなく「五キロやせる」のようにはっきりと具体的に設定すること。

「具体的かつ詳細に、自分が達成したいことを考え抜くことが大事」

と書いてある。たしかにそうだった。こうなりたいと思うことがあっても、イメージだけで詳細には考えていない。ただの漠然とした願望だけだった。

(トップ営業マンになりたい・・・。)人前では恥ずかしくて口が裂けても言えないセリフだ。でもいいんだ。もうあとがないんだ。僕はトップセールスマンになりたい!

具体的に考えていく。

今トップの中村さんは月10台売っている。二番手は大きく差が開いて5台だ。中村さんを抜くには11台は売らなくてはならない。そのためにはどうしたらいいか。

・一日飛び込み営業を30件

・会社に帰って電話営業

・チラシ、DMなんかでも見込み客をさがす。

・営業の技術を磨くためセールスの勉強をする

やるべきことが見えてきた。家についてすぐさっき考えたことをノートに書いた。

次に第2章の「目標達成への行動計画をつくる」だ。これにはコツがある。

事前に「いつ」「なにを」やるかをはっきりと決めておく。これで実行できる確率は2~3倍にもなるそうだ。そしてその時「もし~なら~する」という文言を使うと効果的らしい。私は飯を食うのも忘れ、計画をたてていた。

 

第3章~第9章

さて、彼はとにかく走り始めました。大きな希望を抱いて。

第1、2章はで目標を明確にし、具体的な計画を立てました。あとは実行ですが、それをやり抜くためのコツが第3章から先に書いてあります。

第3章 目標までの距離を意識する

第4章 現実的楽観主義者になる

第5章 「成長すること」と集中する

第6章 「やり抜く力」を持つ

第7章 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

第8章 自分を追い込まない

第9章 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

 

私が特に印象に残ったのは第4章のなかで「引き寄せの法則」を真っ向から否定していたことです。成功を信じよ、そうすれば成功する。この考えは完全な間違いだと言い切っています。失敗を引き寄せるとすら言っています!

「現実的な楽観主義者」になれと著者は言います。引き寄せの法則信者は「非現実的な楽観主義者」だそうです。

「現実的な楽観主義者」とは成功を望み、それに相応しい努力をする人だそうです。

つまり詳細なプランをたて、正しい戦略を練り、成功をつかむまでへこたれず努力する人のことです。

 

さきほどの彼は朝5時に起きることを決意しました。セールスの勉強をするためにです。なぜ夜にしないかというとこの本に書かれている困難、障害を意識してのことでした。第7章で意志の力は有限であるといいうことがわかったからです。

そして日記をつける事にしました。それは第3章の影響です。

こうして彼は日々を惰性で過ごすのではなく、計画的に過ごすことにしました。

そして結果はすぐに現れました!!一か月もしないうちに初契約を取り付けたのです!

 

彼はきっとやり抜くでしょう。なぜなら彼はこの本をなんども読んでいるからです。

 

さあ、次はあなたの番です。非常に読みやすい本です。もしあなたがなにかをやり抜きたいと思っているならば、そのきっかけになる事でしょう。まず初めの一歩は

そう、本を買うことです。

 

 

 

ちなみにこの著者のもう一つの「やる気が上がる8つのスイッチ」もあわせて読むと

更に効果的です。紹介ページがありますので是非読んでみてください!

 

e-story.hatenablog.com

 

 

「やる気があがる8つのスイッチ」あなたのやる気はどのタイプ?やる気が続かないワケとは?

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中二病


 

 あなたは今年の目標を立てましたか?

 一月はもう半ば過ぎですが、その目標は守れていますか?

 正月に感じた燃えるようなやる気はどんどんしぼんでいってはいないでしょうか?

 

 たいていの人は正月に立てた目標が4月くらいになるとすでに燃えカスに・・。もう目標なんて思い出しもしません。日々の生活に追われ、変わらない日々を過ごす・・・。

 気がつけばもう今年も終わり。やりたい事、夢や目標を叶えるつもりだったのに。

今年もまたいつもと同じような年だった。同じ日々をばくぜんとすごしてしまった。

 これではいかんとまた来年の正月に目標をたてるのです。

「今年こそはやるんだ!」と意気込んで。

 でも・・・・。毎年同じ事を繰り返してしまうんですよね・・・。

 

 しかしやがて終焉がきます。

 人それぞれですが、人は必ず人生の終わりを迎えます。

 

 やる気がでない、やる気が続かないと嘆いているうちに終わりは刻一刻と近づいてきています。

 最後に後悔しないためにもこのやっかいな「やる気」を支配してみませんか?

 

 1、本の紹介  この本を読むとどうなるの?

あなた自身を知る事ができます。

 8つのタイプの中から3つの軸を使い、自己分析できます。

 ➡あなたにとって最適なやる気の出し方が見つかります。

 半年たっても一年たっても心の火は燃え続けています。

 

あなたを駄目にしているマインドセットを変える事が出来ます

 あなたは「証明マインド」ですか。「成長マインド」ですか。

後ほど解説いたしますが、まずこの言葉を覚えてください!

「成長マインド」であれば全く問題ありません。しかし、もしあなたが「証明マインド」であれば今すぐ直す必要があります。

➡あなたの人生を駄目にしていまうマインドをチェンジすることができます。

 

あなたが目標に向かう時に最適なアプローチ方法が見つかります

 あなたの心の焦点はどこに向いていますか。

 人から称賛を受ける事?それとも批判を避ける事?

 次々と新しいプロジェクトと立ち上げるタイプ?それとも一つの事をじっくりと完成させるタイプ?

どのタイプか知る事であなたの持ち味を活かせます。

 

自信が持てるようになります。

自信は目標を達成するためには必須の要素です。

 この本では自信とは「望む結果を得るために必要とされる能力が、自分にはある」

という確信の事をいいます。これを別名「自己効力感」と呼びます。

そして、自己効力感を構成する4つの要素を紹介しています。

成功するのに「自己効力感」は不可欠です。「自信」の正体を知る事で成功に一歩近づく事が出来ます。

 

・ポジティブ思考の罠

 世間ではポジティブ思考は絶賛されています。

 もちろんポジティブ思考は大切です。でも、なんでもかんでもポジティブでいいのでしょうか?一方ネガティブ思考はとても評価が悪い。でも著者は「良いネガティブ思考」があると言います。

 これを理解した時、成功する可能性がぐんと上がります。

 

 著者 

「やる気があがる8つのスイッチ」

この本の著者はハイディ・グラント ハルバーソン

コロンビア大学のモチベーション・サイエンス・センター副所長

・モチベーションと目標達成の第一人者

社会心理学

 

コロンビア大学は米国でもトップクラスの大学です。

最近の有名人だとオバマ元大統領。

入学も難しく2019年は4万2569人に対し、合格者は2190人!

5%ほどの合格率です。ここの教授であり、しかも副所長!

 

この著者は間違いなく目標を達成している人です。

しかもやる気、モチベーションに特化した人。熱心に研究されている。

著作も数多くあり、ベストセラーも出しています。

これは読む価値ありですね。わくわくしてきます。

 

 やる気の出し方

さて、どうやったら心に火をがつくのか。やる気を維持できるのか?

ここで著者は私達の間違いを指摘します。

「やる気の出し方に万能な方法はないよ。人それぞれです。」

 

いやいや「ポジティブ思考」とか「ゴールを設定する」とかあるじゃないですか。

私達は即効性を求めているんですよ!

「これをやれば大丈夫!たった一つの方法」

とかを教えてください!!

 

・・・怒られます。

 

著者は言います。

 あなたが具合が悪くなり、病院に行ったとします。診察した医者が「具合わるそうですね。イブプロフェン(鎮痛剤)飲んで安静にね♪ お大事に。では次の方!」

「ちょっと待ってください!もうちょっと詳しく見てください」

「いや、でも具合が悪い人にはイブプロフェンですから・・・。みんなにも同じ事言ってますよ。」

 この医者やばい・・。こうなりますよね。

誰でも即効性のある処方箋なんてないんです。

 

やる気の出し方も人それぞれなんです。今まで世に出ていたやる気の出し方は、ある人たちには効果があった、と言っているにすぎないのです。

 

 たしかに。わかりました。覚悟します。

 

 やる気の出し方は人によって違う。まずそれを8つのタイプに分類します。

この8つとは

1 中二病

2 うざいやつ

3 臆病者

4 退屈な人

5 やる気の空回り

6 まじめな見習い

7 新星

8 熟練の匠

 6,7,8以外当てはまりたくありません。

 この8タイプを3つの軸(1、マインドセット 2、フォーカス 3、自身の有無)を使うことであなたがどのタイプなのかが明らかになります。そして、あなたに合ったやる気の出し方が見つかるのです!

  

 マインドセット

  マインドセットとは、考え方の癖、あるいは思考傾向のことです。

私達は「証明マインド」もしくは「成長マインド」のどちらかを持っています。

 証明マインドを持つ人は自分の能力の証明に焦点を当て、エネルギーを注いでいます。

要は、人に自分の能力を見せつけてくる人です。たまにいますよね、こういう人。

 一方、成長マインドの人は自分が向上することに焦点を当てています。

能力と高める、新しい事を学ぶ、そして時間とともに向上していく、それが重要だと

思っている人達です。

 「証明マインド」➡すごい人と思われたい。

 「成長マインド」➡すごい人になりたい。

簡単にいうとこんな違いがあります。

 著者がいうには、明らかに「成長マインド」を持つ人の方が有利だと断言しています。「成長マインド」を持つことが成功への突破口なんです!

 

 フォーカス

フォーカス=焦点、心のどこに焦点を当てるか。2つ目の軸は「フォーカス」

です。あなたの大事にしている価値観とでもいうのでしょうか。

例えば目標に向かって頑張っているとします。

ある人は人の称賛を得るために頑張っている。このような人は

「獲得フォーカス」の人です。

一方で人の批判を避けることに重きをおいて頑張る人。そんな人は

「回避フォーカス」の人です。

 

「獲得フォーカス」の人にとってのやる気は「情熱」

「回避フォーカス」の人にとってのやる気は「自衛」

 

「獲得フォーカス」の人にとってのリスクは「取るもの」

「回避フォーカス」の人にとってのリスクは「避けるもの」

 

「獲得フォーカス」の人は多くの事に手をだします。

「回避フォーカス」の人はやり始めた事は最後までやろうとします。

 

この2つのフォーカスは、先ほどと違い、どっちが良いどっちが悪いという区別はありません。どちらもよさがあります。自分のフォーカスを変える必要は全くありません。自分がどういうフォーカスを持っているのかを診断するのです。それにより、あなたのやる気を上手くコントロールできるのです。

 

  自信

自信を持つことは目標を達成には不可欠な要素です。

特に「私にはそれをやり遂げる力がある」と確信することを「自己効力感」と呼びます。自己効力感の4つの要素が解説されています。

①成功体験

②他者の体験から学ぶ

③他者からの保証や警告

④その時々の私達の気分

 

最も重要なのは①の成功体験です。

難しいと感じられた目標や課題をやり遂げたという体験は自己効力感を大きくします。

これはわかります。小さい成功でもいいので積み重ねる事によって自信は形成されていくものです。自信について学ぶ。そんな機会これまであったでしょうか。自信は自然発生的に生まれてくるものを思い込んでいませんでしたか?

 あなたがあなたの人生を思う通りに生きる秘訣。それが自信=自己効力感を学ぶことなんです。もしかしたらこの先、学ぶ機会はないかもしれません。ここで本気でマスターすべきです!

 

 ではここで2つの代表的なタイプに3つの軸を当てはめてみます。

 

 タイプ1  中二病

 中二病って厄介な人達ですよね。

 「すぐキレる」「浅い知識でうんちく」「前から知ってたアピール」

本当の14歳なら許せます。でもそれを引きずって大人になると痛い。この本による診断だと「破滅的です」

 やる気も長続きしないのが特徴です。では3つの軸を見てみましょう。

 

  ①証明マインド

  ②獲得フォーカス

  ③自信はなく不安定

 あなたはどうでしたか。診断が中二病だったからといって「人生終わりだ・・」ではありません。自分を知ったのですから改善することができるのです。

 「中二病」の場合だとまず、「証明マインド」を「成長マインド」に変える。

そして、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけていけばいい。フォーカスは獲得であるから失敗をおそれず、がんがん挑戦する。そのうちどれか成功するでしょう。まわりからの称賛は獲得マインドの人にとってやる気の出る源です。ますますやる気がでる。ますます自信つく。これが秘訣です。一刻も早くこのサイクルを回していきましょう!

 

  タイプ7 新星

 このタイプ「新星」はさきほどの「中二病」の人が目指す境地です。

 

 ①成長マインド

 ②獲得フォーカス

 ③自信がある

 本には「このタイプは非の打ち所がなく、個人が持っている能力を存分に発揮しているといってもよいレベルだ」と言っています。

 ・エネルギッシュ、楽天

 ・壁にぶつかるほど力が湧きでる

 ・アイディアマンそして革新的

 ・リスクを恐れない、しかも無謀なリスクではなく必要なリスクを取る事ができる

 

・・・すごい人です。正直この本を読む必要がありませんね。有名な経営者たちに

多そうなタイプです。

 

 本を買うべき指数 ★★★★☆

 いかかだったでしょうか。

 非常に論理的に、説明が難しい「やる気」を分析していると思いました。

あなたもぜひこの本を手にいれて、自分のタイプを診断してみてください。

 ただあなたがタイプ7の「新星」タイプ8の「熟練の匠」だとしたら、特に読む必要性がないので今回は星4つです。それ以外の人にとっては星5つです。いますぐ買うべしです。

 

 やる気という、もやっとしたものを目からうろこの分析。この本を読んで大きく人生が変わる人がいるかも知れません。その第一歩はもちろん本を買うことです。