わずかな違いが人生を変える!!「自分を変える一つの習慣」上手くいく方法は一つしかない
この本はたった一つのことしか言っていません。人生を変える習慣。これを身に付けろと。楽して成功できますよ、とは決して言っていません。しかし、人生を本当に変えたい人にとっては、心に響く本なのは確かです。
なぜこの本を読むべきなのか?
「7つの習慣」「9つの習慣」など、習慣に関する本はたくさん出ています。
成功には習慣がカギを握っているのは間違いなさそう・・・。なんとなく、みんなそう思っているでしょう。でも、習慣化ってなかなかできません。毎日、続ければ上手くいくとわかっていながら、うまく習慣化することができません。7つの習慣は名著ですが、4つ目の習慣は何?と聞かれてパッと答えられますか?「なんだっけ?」と思うようではそれを習慣化することはできません。しかし、この本「自分を変える一つの習慣」はたった一つの習慣だけを身に付ければいい、と言っています。
「たった一つの習慣でうまくいくわけないじゃんwwww」
そう思いますよね。私もそう思いました。でも気にはなります。もし、一つの習慣だけで人生が変わるなら・・・、成功できるなら・・・。1336円で人生が変わるなら儲けものだ、そんな気持ちでこの本を読みました。
大当たりでした!
自己啓発本の中でもトップクラスに素晴らしいです。するめみたいに読めば読むほど味がでてきます。こんないい本なのにあまり有名ではない。不思議に思いました。そこでAmazonレビュー見てみました。なんと星4.6の高評価!「本を読んでも人生が変わらなかった人は、絶対読むべし」「習慣が続かない人は必読!」「何かを始めたい人におススメ。特に若い人には読んでもらいたいなあ」などなど、かなり好評。
宣伝にそこまで力を入れていなかったせいでしょうか。自己啓発の名著が埋もれていたのでした。日本ではおそらくあまり読まれていません。でも、この本を読むことで一歩先行く習慣を身に付けることができるでしょう。
一つの習慣とはなに?
さて、気になる一つの習慣ですが、それは
【1つの習慣】とは=セルフ・コントロール(習慣の力)です。
要するに「習慣力」を使いこなせということです。この習慣を身に付けろではなく「習慣」を支配しろという究極奥義みたいなものです。
(それができれば苦労しないよ)という声が聞こえてきそうです。しかし、この本を読むことで習慣をコントロールできる自分に生まれ変わるのです。
あなたは何度、良い習慣を身に付けようとトライしましたか?その度に挫折を味わって自分はダメな奴だと、なにも続かない奴だと落ち込んだりしませんでしたか?
習慣そのものを支配すること、それができたとき、あなたはどう変化すると思いますか?間違いなく今よりは進歩した自分に出会えると思いませんか?
仕事の成功、プライベートの充実もすべてこの習慣を身に付けることで、上手くいくのです。もう月末の支払いを気にしたり、買いたいものを我慢したり、夜中に目が覚めるほど、仕事の不安に悩まされたりする生活から解放されるのです。いったいどうすれば、【一つの習慣】が身につくのか?知りたくなりますよね。
目次
はじめに/世界の95%の人達はエスカレーターに乗っている
第1章
「小さな選択」の積み重ねこそが成功を呼ぶ
犠牲ーパラドックスの法則
第2章
いまいる場所で全力を出し続ける
決意ー先行投資の法則
第3章
「思考の集中」をコントロールする
集中ー拡大の法則
第4章
思考を現実化する言葉の使い方
言葉ー創造の法則
第5章
適切なタイミングに2倍の努力をする
計画ー収穫の法則
第6章
長い目で見れば失敗はプラスに変わる
信念ー長期的視点の法則
第7章
「何をすべきか」は知っている。行動にうつさないだけ
行動ー振り子の法則
もう少し「一つの習慣」についてわかりやすく考えてみます。
まず、前提として私達は「正反対の2つの選択」では「楽な道えらぶ」性質があるということを理解します。
「スポーツジムに行くべきか?・・・、それとも家のソファーでこのままYouTubeを見てようか?」
「このおいしそうなデザートを注文すべきか?それともダイエットしているから、今日はもう甘いものは控えようか?」
「あと一時間仕事を頑張るか?それとも、とりあえず最低限だけやって帰ろうか?」
私達は無意識に、楽な選択をしているのです。
しかし、「目先の快楽」を得る選択をすることは長期的に見ると私達の人生を楽にはしてくれないのです。
日々の小さな選択の数々・・・。これを変えることで人生が変わっていくのです。
これを「階段を使うマインドセット」と呼んでいます。このマインドセットこそが
「人生を変える一つの習慣」なのです!!
あなたは電車に乗る所です。駅のホームは二階にあります。
通路を歩いていくと、目の前に階段とエスカレーターが見えます。
あなたはどちらで二階までいきますか?
・・・エスカレーターじゃないですか?ダイエットしているとか、運動の為に階段をのぼることにしているとか、意識していなければ、多くの人はエスカレーターを選択します。この本によると世界の95%の人たちはエスカレータに乗っているそうです。
もう、無意識のうちにエスカレーターを選んでしまっています。つまりは、楽な道をえらんでいるのです。
エスカレーターに乗っても私たちの身体には何の変化もおきません。その上に立っているだけで、エスカレーターが上まで運んでくれるからです。しかし、階段を使うことを選んだ場合、わずかではありますが「カロリーを消費する」「筋肉を動かす」「心拍数が増加する」などの変化が生じます。人生もこれと同じなのです。
階段を一度使ったところで、すぐさま健康になるわけではありません。しかしそれが「毎日の習慣」になっていたらどうですか?長期的にみれば大きなメリットが得られます。「成功者は、失敗者がやりたがらない行動を習慣化している」のです。
つまりは成功は「楽だが間違った道」ではなく「ちょっときついが正しい道」を選択し続けることによって生まれるのです。
毎日の暮らしの中で迫られるちょっとした選択。その時「ちょっとキツイが正しい道」を選び続ける習慣。その小さな習慣の積み重ねが大きな成功を生むのです。
私がこの本を読んだ後から、小さな選択があるとき「自分はエスカレーターを使おうとしていないか?」と自問する癖がつきました。階段を使おう、ちょっとした楽をせず正しい道を行こうと、あらためて決意できるのです。
このワードは大変すばらしい!パワーワードです。(今自分は階段を使おうとしているのか、それともエスカレーターか?)このワードを思い出すだけで、先延ばしの癖が劇的に減りました。私にとってはかなり効果がありました。 私は事務作業が大変苦手で、役所関係の書類や税金関係の事務は、いつも先延ばし。切羽詰まったらようやく重い腰をあげるのが常でした。先延ばししてもいいことはありません。お金を余計にとられたり、時間が倍かかったり・・・。分かっているのですが、どうしても後回しになってしまうんです。 その時の言い訳は「こんな事務仕事オレがやる仕事ではない!オレはもっとクリエイティブな仕事をするために自分の時間を使うんだ!」です。
しかし、この本で学んでからは一日必ず事務の時間を作る事にしました。毎日20分ですが、思ったよりはかどります。想像していたよりも、ずっとわずかな時間で処理できます。そんなものなんです。 副産物として、事務の懸念がなくなった事により、本当にやりたかった仕事に集中できるようになりました。先延ばししている時は、心の片すみで、いつも気にしていました。仕事をしていても、時折「あの税金の支払いいつまでだっけ・・・」「保険関係の書類の提出の期限は、まだ大丈夫かな・・」などと思い起こすのです。精神的にあまり良くないですね。これではいい仕事もできない。
ぜひ、このワードだけでも覚えて使ってください。きっと長い目でみるとあなたの人生をより良いものにするはずです。
この本でいいたい事はこれだけです。シンプル!本を買う必要ないと感じるかもしれません。しかし、この習慣の力=「階段を使う」を7つの法則に従って説明してくれています。これを読むことであなたの理解がさらに深まり、潜在能力を引き出してくれます。
「自分を変える一つの習慣」の名言集
この本には「階段を使う」以外にも本当にためになる言葉があります。
独断で選びました。気になる言葉があったらぜひ本を購入して、解説を読んでみてください。必ず人生の成功の役にたつはずです。
・あなたは、自分の人生を変えるために、「馬鹿馬鹿しいほどのレベルの行動」を、何かを徹底して行っているでしょうか?
・成功者とは、目標を達成するために、面倒くさいことや気が進まないことでも我慢して実行できる人である
・人生に「休み」など存在し得ない
・成功は借り物でしかない
・「長い目で物事を見る事」の大切さを折に触れて思い返すのは、とても大切なことです。
・時間の経過とともに、意欲は落ちていく。
・今日立てた誓いは、翌日に再び立てなければならない。
成功は借り物であり、毎日契約を更新しなければならない
いかがでしょうか?きっとあなたの人生を変える一冊になると思います。
この本の評価は文句なく★★★★★ です!ぜひ購入して、手元に置いてください。
時折、読み返すことであなたはきっと「一つの習慣」を身に付けることが出来ます!
それでは「階段」で会いましょう。